ホイットモア大統領

アラジンのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

アラジン(1992年製作の映画)
4.0
吹替版で鑑賞。

実は初見。中東アジアに興味がないてのもあるけど、やたらと推される雰囲気が…。どうも、ひねくれ者です。
でも、監督は『リトル・マーメイド』に『モアナと伝説の海』の人じゃないですか!誰かそれを教えてくれればもっと早く…。もちろん、本作も面白かったです笑

ジーニーを筆頭に国王や流暢に喋るオウム(CV.神谷明!)など、ストーリーではキャラクターたちが終始ふざけてるのに、テーマは「自由」と「平等」で芯が通ってるのが良い!

そして、それらが色濃く残る中東アジアを舞台ところに、当時のディズニーの懐の深さが伺える。
どちらも男女であり、貧富であり、身分であり、世界に対してだからこそ、多くの人に支持されるのだろうなと感じた。その上、『リトル・マーメイド』でも感じられる『ロミオとジュリエット』的恋愛描写が取り入れられれば、そりゃ、女性は好きだよね!笑

個人的にはジャファーがかなり手強いヴィランで、何をしても追い込まれるクライマックスが中々見応えがあって好き。さらにそこでアラジンの賢さが活きてくる伏線も上手いなと思う。

「A Whole New World」を始め、名曲だらけのアラン・メンケンのスコアもさることながら、それを全く損なわせない山ちゃんの名歌唱は鳥肌。
噂には聞いてたけど、やはりこの人は凄い。矢継ぎ早なジーニーの七変化でもそれぞれに合わせて声を変え、全てがパーフェクトなのだから恐れ入る。