このレビューはネタバレを含みます
ジェームズ・スチュワート演じる主人公のフランクが、
リーダーシップを発揮して困難な状況を打破する話かと思ったら!!
フランク、ネチネチウジウジしすぎぃぃぃ~~~!!
このキャストだけ見れば、
どう考えてもスチュワートが単独ジャスティス!!
なのに、
そこを敢えて一番のネガ男にするチャレンジ。
サプライズですわ。
でも最後のカートリッジでエンジンを起動させる時の、
「うるせぇ!!黙って見てろ!!!」
的なとこの覚醒感が痺れるよね!ね!
自信満々で機体改造の指揮を執って、
自信満々で計画を語るハインリヒ。
視聴者の気持ちを、
実はハインリヒこそジャスティス!!
に思わせきった後の、
模型しか作ったことない。実機は初だけど大丈夫さヘヘッ
っていう俄かの不安感!!
脚本が上手い。
登場人物もそこそこいるけど、
それぞれがそれぞれの不安や焦燥を抱えていて、
それが個性として成立してるし、
その中で対立する方向性。
そして他人事ではない死。
全然ダレないんだよなぁ。
脚本が上手い。
そして何よりも。
最初は人間関係による分裂の危機。
そして食糧、水問題によるタイムリミットとの戦い。
とどめは限られたカートリッジという状況で機体が動くかの戦い。
戦うものが着々と変わっていくから緊張が続くのよな!
要するに脚本が上手い。
翼を付け替えるシーンの、
あの重さが伝わってくる感じ。
すごく好きです。