だい

飛べ!フェニックスのだいのネタバレレビュー・内容・結末

飛べ!フェニックス(1965年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・スチュワート演じる主人公のフランクが、
リーダーシップを発揮して困難な状況を打破する話かと思ったら!!


フランク、ネチネチウジウジしすぎぃぃぃ~~~!!


このキャストだけ見れば、
どう考えてもスチュワートが単独ジャスティス!!

なのに、
そこを敢えて一番のネガ男にするチャレンジ。
サプライズですわ。


でも最後のカートリッジでエンジンを起動させる時の、
「うるせぇ!!黙って見てろ!!!」
的なとこの覚醒感が痺れるよね!ね!



自信満々で機体改造の指揮を執って、
自信満々で計画を語るハインリヒ。

視聴者の気持ちを、
実はハインリヒこそジャスティス!!
に思わせきった後の、

模型しか作ったことない。実機は初だけど大丈夫さヘヘッ

っていう俄かの不安感!!

脚本が上手い。



登場人物もそこそこいるけど、
それぞれがそれぞれの不安や焦燥を抱えていて、
それが個性として成立してるし、
その中で対立する方向性。
そして他人事ではない死。

全然ダレないんだよなぁ。
脚本が上手い。



そして何よりも。

最初は人間関係による分裂の危機。
そして食糧、水問題によるタイムリミットとの戦い。
とどめは限られたカートリッジという状況で機体が動くかの戦い。

戦うものが着々と変わっていくから緊張が続くのよな!

要するに脚本が上手い。



翼を付け替えるシーンの、
あの重さが伝わってくる感じ。
すごく好きです。
だい

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