きんぽうげ

預言者のきんぽうげのネタバレレビュー・内容・結末

預言者(2009年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャックオーディアールに初めてお目にかかった作品。
刑務所内の多国籍化は今後も増えていくのでは無いだろうか。目の付け所が凄い。現世界の抗争を狭い空間に凝縮させ象徴として組み込ませたような感じ。そこに、無垢という言葉は、罪を背負った人物なのであたわないだろうが、何も知らない若者が6年の刑期の間に権力を身につけてくる過程はワクワクして来る。
コルシカ系、アラブ系、ジプシー系の3グループがあったと思う。大体が麻薬を巡ってのとりひきであるのだが、刑務所内でも操れるところが面白かった。
当初、アラブ系の人物の殺害を委託された若者は、おどおどしており、その事を成し遂げた後からの変貌が凄まじい。表情が自信に満ち溢れている。これは役者の力でもある。
きんぽうげ

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