きんぽうげ

やわらかい手のきんぽうげのネタバレレビュー・内容・結末

やわらかい手(2007年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

このところイギリス映画を観る機会が多い。パターンは似ている。冴えない街から逃げ出したい、あるいは、ウンザリしている主人公がいる。いや、結局、それにも気づかず悶々としている人々がいる。今回は3番目の物語かな。孫の難病のため、捻出しなければならなく 、究極の選択をする初老の女性。性風俗店とは最もかけ離れた存在と言っていい。その世界から新たな本音、、あるいは本当が見えてくる。そして最愛の伴侶と巡り会うという、これもハッピーエンドだ。本心を打ち明ける箇所が2つあり、一つは手ほどきをしてくれた女性、もう一つは雇い主。いずれも、何か抱えてる。そして、結果、職を奪う事で相手を傷つけ、片や、結ばれる。人生の分からなさを知る事となる。息子夫婦との思いのかけ違いやかつての有閑な頃の仲間との会話、とても楽しませてもらえた。加えて、かつてのヒロインたちの登場も懐かしい。マリアンヌーフェイスフル、ジェニーーアガター、ありがとう。あと、雇いミキ役のミキも良かったです。
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