このレビューはネタバレを含みます
ニックーカサベテスのイメージからはちょっと離れてしまった感が、観終わった時感じたが、やはり 、家族の物語なのかなあとも考えられる。
構図としては善良なそして裕福な家庭に生まれた兄弟の話で、片方は不良で>>続きを読む
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橋口亮輔の一昨年度キネマ旬報邦画ベストワンの作品。映画を見てみようと決める要素に他人の評判というのがあり、それに左右されたくないという気持ちは強い方であると思うけど、このところの見方は、その様に偏った>>続きを読む
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嫉妬の物語であった。兄弟とそれに絡む女との間。それが、落下に及ぶ死と生前の性の絡みと併せ、見事に完結をしている。
女性監督の作品だから可能であったのかも知れない。感情を表に出す事を良しとする性と逆の存>>続きを読む
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イギリスの第二次世界大戦前夜の話である。戦争の悲惨さはこの映画のダンケルクの海岸の光景を目にするだけで伝わってくるのではあるまいか。CGであるのは、すぐわかるが、それでもアピールするものはあった。あと>>続きを読む
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長崎から大学入試のため、上京し、出会った人物との交流を思い出すと、くすっと笑ってしまうような明るく、妙なキャラクターを鉄道のホームから、落ちた人を助けようと、線路に飛び降り、命を落とした人物の、時が経>>続きを読む
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何故?の文字が次から次へと浮かんでくる映画。
およそ、繋がる事を拒否しているかのように現れる画面。
疑問を与えてくれる作品は嫌いではないが、まったく分からない。幼子の視点を意識するならば、2本足で光り>>続きを読む
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ドイツ側から描いた反戦映画。差別される社会の恐ろしさを描く。共産主義者とユダヤ人。その関係各筋からの迫害。閉ざされた世界だからこそ、余計に強くなる結びつき。共産党員の娘は里子に出される。疲れた夫婦をジ>>続きを読む
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このところイギリス映画を観る機会が多い。パターンは似ている。冴えない街から逃げ出したい、あるいは、ウンザリしている主人公がいる。いや、結局、それにも気づかず悶々としている人々がいる。今回は3番目の物語>>続きを読む
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イギリス映画である。やはり、独特の雰囲気がある。考えてみれば、英国もまた島国であり、この国の地形は様々で起伏に富んでいる。その事を改めて教えてくれただけでもよろしいのではないか。つまり、自然が残ってい>>続きを読む
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英国の優秀な17歳は、大人の世界を夢見ていた。ボーイフレンドはいるが、どうも幼すぎる。そんなある日 、大人の男に引っかかってしまった。
こんな世界もあるのかと、常に驚きの連続であった。
どうも、下心>>続きを読む
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精神病院に入れられたのは、アスピリン1瓶とウォッカ1本を一晩で飲み、瀕死の身体になったのを自殺捉えられ、その説明が、うまく表現出来なかったためだ。
訳がわからないと精神障害とされる。
反社会的行為に走>>続きを読む
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イギリスとドイツの合作。幼馴染みの男女がいろいろな経験を経て、くっついたり、離れたり、最終的には元に戻るという話。男と女の友情は成立するかは、昔からよく言われているところである。お互いに好きに行動する>>続きを読む
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DVDを見始めて、お馴染みの役者というのができて、今回もエマーストーンやジュリアンームーアなどは何回もお目にかかっている。
複雑な人間関係は感情が絡む事と現実のあるべき姿とのギャップから物語を作るのだ>>続きを読む
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スティーブンーフリアーズ監督作品。監督名で借りた。面白かった。ツールドーフランスに7連覇を果たしたランスーアームストロングというアメリカ人の薬物疑惑問題を取り扱った物語。組織とか社会とかを色々と考えさ>>続きを読む
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どうもベルギーのミュージカルらしい。これも音楽絡みの物語だ。アメリカのミュージカルとは様子が違う。
普通のセリフの方のが多い。ポイントは話の頂点の時、あるいは切り替わりの時に歌うようだ。
吹奏楽の欧州>>続きを読む
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アメリカの超能力を主体としたコミックものの映画化。人気シリーズだそうだ。今回は特殊能力をそれぞれ持ったミュータントたちがたくさん登場する。個々だけでも物語を持った者たちの総結集だ。それも敵と味方に分か>>続きを読む
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アリシアービキャンデルという女優。「エヴァの告白」の主役とはうって変わり、今回はAl(人工知能)の持主である。最先端企業のトップの別荘に一社員がくじ引きで当たり、招待される設定であったが、それは、仕組>>続きを読む
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この映画も最後の発表会で不意の涙を流してしまった。
ベトナム帰りの物語は、かつて色々なパターンで映画化された。もうかなり昔の出来事で風化しつつある。もちろん人間だって同じだ。現在はこうだが、昔はこんな>>続きを読む
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アイルランドのダブリンが舞台。世の中に音楽で身を立てる人はどのくらいいるだろうか。この物語は、いわば、サクセスストーリーの序章といったところだろうか。こういう旅立ちでしたという思い出話の脚色である。国>>続きを読む
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旧グルジア、ロンドンオリンピックで初めて国名がジョージアに変わった事を知った。スターリンの出生地だそうだ。
物語は架空の国の出来事として始まる。
個人が他を自分の思い通りに動かす事、これが独裁者だ。街>>続きを読む
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アイルランドーデンマーク合作映画。R15指定
明らかに他の国の作品とは違う。理由を考えてみると風土の違い、国民性の違いになるのだろうが、具体的には分からない。主人公は、過保護の太ったオタクという設定。>>続きを読む
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リチャード-カーティス脚本の作品。題名、何とかならないものだろうか。
イギリスが舞台で、何らかの事情で流れて来たアメリカ人が同じ住居の5階と4階で暮らしイギリスの老女と知り合い、日常会話を交わすうち恋>>続きを読む
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特殊な、自分とは関係のない人達が織り成す話。こう言ってしまえば映画のほとんどがそうである。
特に病とは全く無縁につき、なのに、何故感動してしまうのか。
癌に侵された人々の話。可哀想だから泣くのか。いや>>続きを読む
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音楽業界に携わっている人達はどのくらいいるのだろうか?つまり、誰でも音楽については興味を持つ。だけど、それを生業にする人は相当限られているだろう。だから、この物語もその限られた世界の中で作られているの>>続きを読む
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日本の今の社会の雰囲気を作っていたような気がする。山田孝一演ずる奴 、確かにどこかにいそうで恐い。怪物的な思考回路を持つ人間。一方、堺雅人演ずる妻を轢き殺された男は、現実に、よく新聞で見る立場の人間で>>続きを読む
芥川賞受賞作品の映画化。暗い作品かなと、ポスターとか見てもわかるのだけど、実際のところ荒井晴彦は大ファンなのだけど、全くダメだった。何のために作ったのか不明であった。セックスがテーマなんだろうけど意味>>続きを読む
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新聞 の特ダネ記事の専門チーム名。ボストンという風土にてタブー視されてきた領域を、新任のチーフの元、それを暴く。
厄介なのは宗教絡みと政治絡み。よく言われる政教分離は可能な事であるのか。スポーツの世界>>続きを読む
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テーマは同性を好きになる感覚についてではないか。昨今、物凄い勢いで表化されてつつある分野だ。彼女は何故、年上の女性に憧れてしまったのか?ここで、良い悪いという判断をしてはならない行為であるのは分かる。>>続きを読む
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自殺未遂を繰り返す失意の男が主人公。婚約者からも、その実状から逃げられてしまう。心配した親は商売上付き合いのある家の娘を紹介する手解きをする。そんなには乗り気でないところに、たまたまアパートに、気さく>>続きを読む
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ジャックオーディアールに初めてお目にかかった作品。
刑務所内の多国籍化は今後も増えていくのでは無いだろうか。目の付け所が凄い。現世界の抗争を狭い空間に凝縮させ象徴として組み込ませたような感じ。そこに、>>続きを読む
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戦火の難を逃れ、ポーランドから新天地求め、エリス島に着いた姉妹。咳をしたため入国を拒否された妹。
イタリアから、これも生き抜くために興行という手で、あるいは奥の手でアメリカの大地に根ざしたいとこ同志。>>続きを読む
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若年性アルツハイマー、しかも遺伝するという怖ろしい病に罹ってしまった言語学者の女性の物語。優しい夫、それぞれが行く道に信念を持ったしっかりした3人の子供たち。自分との葛藤、医者とのやりとり、家族との拘>>続きを読む
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ティム-バートンの映画は何本観ただろうか?この人の作品も独特である。ブラックな微笑と言ったら良いのか、ジョニー-デップ、ヘレナーボナム-カーターとも、お抱え俳優のミュージカルだ。なんと表現したらいいの>>続きを読む
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特異な場面を冒頭から見せられる。病的な雰囲気が漂う。何に関しての事柄なのか不明の内に物語は進行し、やがて終末患者専門の看護師の話である事が分かってくる。ただ、説明が少ないために観る側は、それを動作で読>>続きを読む
なんでこんなにたくさんの作品を供給できるのだろうか。ウディ-アレンは、ずっと見続けてきて、生存している数少ない監督のひとりである。精神分析や心理学が好きで、その作品群はそれらに基づいた内容やセリフが多>>続きを読む
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これは正しく難民問題の最前線ではないのかと気づかさせてくれる。特に子供達は親に付いてくるしか方法はないのだから。ドキュメンタリータッチで話は進み、案の定、問題が起こる。ちょっとした口論から、ひとりの生>>続きを読む