ドイツ映画を思わせない軽快なコメディ。
しかしイマイチ笑えない。
タイトルの通り、死を覚悟してからリミッター外れちゃったよくあるロードムービー。盗んだクルマで走り出す、行先は海。
どうも既視感があると思ったら『100歳の華麗なる冒険』と展開が似てる。あっちはスゥエーデン映画か。
もうちょい感動に浸れるかと思ったが、悪事に手を染める主人公ってのはどうも感情移入できないので何か冷めてしまう。
警察とギャング、双方の銃撃戦やトウモロコシ畑を車で突っ切るシーンなどところどころ見応えもあったが、どれも『よくある』ヤツ。
よく知らん監督だが映像は比較的スタイリッシュで光と影のコントラストが秀逸。
ラストの海は波が荒立ち、旅の終わりをうまく表現してた。偶然かもしれないけど。
