たけちゃん

STARS/ウィ・アー・ザ・ワールドのたけちゃんのレビュー・感想・評価

5.0
選ぶのは僕らだ。自らの命を救おう!


トム・トルボヴィッチ監督 1985年製作
主演マイケル・ジャクソン


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
ちょっと今日のは記念日とかではないんですけどね。
1月28日って、「We Are The World」のレコーディングが行われた日なんですよ。奇しくも今日と同じ、月曜日でした。僕もこのレビューを同じ時間に書いています( •̀ω•́ )و✧

ということで、今回はこの作品を紐解きたいと思います!


クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」がこれだけの社会現象になったこともあり、レビューのタイミング的にはバッチリですよね( ˘ ˘ )ウンウン

1984年12月にボブ・ゲルドフが中心となりイギリスとアイルランドのミュージシャンによるチャリティーバンド、バンドエイドが「Do They Know It's Christmas?」を発表し、大成功したことを受け、アメリカのミュージシャンの手で制作されたのがUSA for Africaによる「We Are The World」でした。
中心となったのはクインシー・ジョーンズやマイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、スティービー・ワンダーなどです( ˘ ˘ )ウンウン

1985年1月22日にそのメンバーで先行レコーディングしてデモを作成し、1月28日の夜にハリウッドのA&Mスタジオに45人のミュージシャンが集まり、翌朝までかけてレコーディングされました。
リリースは3月28日で、4週連続でチャート1位となり、印税の全てが寄付されました。

クイーンも参加した7月13日のライブ・エイドでは、イギリスのウェンブリーではフィナーレに「Do They Know It's Christmas?」が歌われ、アメリカ会場では、この「We Are The World」が歌われました!


さて、「We Are The World」
もう、今までに何度聴いたか分からない。
体に染み込んでますよね。
それぞれのパートをモノマネしながら歌えます(笑)
もっと言うとハモれます( •̀ω•́ )و✧
歌下手だけど……(‐ω‐;)


さて、「We Are The World」はMVに加え、その制作風景を納めたドキュメンタリーも存在します。それが今作。

ナビゲーターはジェーン・フォンダです。
歌の収録の前に、ボブ・ゲルドフが登場し、意義を語りました。このメンバーの前で語るって、勇気がいるなぁ( ˘ ˘ )ウンウン

作曲を担当したのはマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチー。マイケルは説明がいりませんが、ライオネル・リッチーも凄いんですよ。
コモドアーズのメンバーとしては「Easy」のヒットで知られますが、ソロになったこの当時は、グラミーも獲得した「オール・ナイト・ロング」の大ヒットで不動のスターとなりました。僕もこのアルバム、大好きだったなぁ( ˘ ˘ )ウンウン

そして、プロデューサーはクインシー・ジョーンズ。本人も凄いミュージシャンですが、プロデューサーとしても凄腕で、マイケルの「オフ・ザ・ウォール」「スリラー」「Bad」は全てクインシーのプロデュースなんですよ。
年輩の方は「愛のコリーダ」のヒットで知っているかも( ˘ ˘ )ウンウン


レコーディングは先にメンバー全員のコーラスが録られました。ここが本当にゴージャスで、夢のようでしたね。互いにハグし、キスし、みんな子供のような笑顔で、本当に素晴らしかった。見ているこちらも笑顔になりましたよね。

そして、深夜(早朝)の4時過ぎからソロパートの録音です。終わったのは朝8時過ぎ。チャリティーでの参加だと考えると、本当に素敵です。
完成版を知っているので、最初はこんな感じだったのに、数時間でこんなに良くなるんだと思ったものです。
やっぱりそこはクインシー・ジョーンズの手腕かなぁ。


また、追加で録られたボブ・ディランやレイ・チャールズが本当に良い。

ボブ・ディランに歌い方を指導するスティービー・ワンダーが素晴らしい(^-^)。ちょっとボブの真似するのよね(笑)

サイコーなのはレイ・チャールズね!
体全部が音楽で出来ているんだなぁ。
あのステップがたまらないよね( ˘ ˘ )ウンウン


本当はプリンス殿下も参加予定だったのに、出られなくなって、そこはマイケルが歌ったんだよね。その代わり、CDには殿下が提供した曲が入っていました。
アルバムは当然、僕も買いましたよ!
少しでも貢献したかったから(^-^)



最後に歌割りを載せておきます。
全員を紹介したいけど、無理なので、もっと知りたい方はコメ欄にリクエストをどうぞ( •̀ω•́ )و✧


1番Aメロ
歌い出しはライオネル・リッチー
そこにハモリで入ってくるのがスティービー・ワンダー。
そして、サイモン&ガーファンクルのポール・サイモンが加わります。そのポールの歌にハモって入ってくるのがケニー・ロジャースです。
そして、ジェームス・イングラム、ティナ・ターナー、ビリー・ジョエルと続きます。くぅー、痺れる!

Bメロ
マイケル・ジャクソン
ダイアナ・ロス

2番Aメロ
歌い出しはディオンヌ・ワーウィック。ホイットニー・ヒューストンの叔母さんです。声が似てる( ˘ ˘ )ウンウン
そして、ウィリー・ネルソン、アル・ジャロウと続きます。安定感バツグン( •̀ω•́ )و✧

2番Bメロ
ブルース・スプリングスティーン
ケニー・ロギンス
スティーブ・ペリー
ダリル・ホール
ここはいい声のコーナーだね。

Cメロ
マイケル・ジャクソンのここがプリンス殿下の歌割りだったのかな?
そして、ヒューイ・ルイス、シンディ・ローパー、キム・カーンズと続きますが、シンディも流石よね!

Repeat1
ボブ・ディラン
Repeat2
レイ・チャールズ
Repeat3
スティービー・ワンダー
ブルース・スプリングスティーン
Repeat4
ジェームズ・イングラム
レイ・チャールズ

ここのリピートパートが素晴らしい。
この楽曲のポテンシャルが高くて、驚きです。
間違いなく、時代を超えて歌われますよね。


We are the world, we are the children.
We are the ones who make a brighter day
So let's start giving !