ひろぽん

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説のひろぽんのレビュー・感想・評価

4.1
『インディ・ジョーンズ』2作目

1935年の上海でトラブルに遭い、ナイトクラブの歌姫ウィリーと中国人の少年ショーティと逃走したインディ・ジョーンズ。インドの山村にたどり着いた彼らは、そこでサンカラストーンと呼ばれる伝説の石と村の子どもたちを奪い返して欲しいと懇願される。3人は敵の根城である宮殿への危険な冒険に繰り出していく物語。

時系列でいうと前作の1年前のお話。


上海のレストランでの銃撃戦、子どもながら巧みなハンドル捌きをするショーティのカーチェイス、飛行機からのゴムボート脱出といった冒頭から目白押しいアクションの数々。

目玉のスープや虫、デザートには猿の脳みそが出されるなどゲテモノ料理のオンパレードは気持ち悪すぎた。食文化の違いのレベルじゃない…

ウィリーの部屋に隠された抜け道を辿ると大量のウジャウジャした虫と針天井が待ち受けているという恐怖。さらに奥に進むと邪教のタギー教徒たちによる心臓を抜き取る黒魔術による生贄の儀式。しまいにはマグマの中へドボン。。。
さらに先へ進むと採掘場で奴隷として鞭を打たれ強制労働させられている幼い子どもたちと、次から次へと繰り広げられていく演出には飽きない。

敵に捕まりカリの血を飲まされ心を奪われてしまった時のジョーンズ博士の悪そうな顔が地味に好きだった。名付けるならばJones the darkness.

全速力で炭鉱を駆け抜けるトロッコアクションや吊り橋でのアクションなど終盤もペースが落ちずハラハラドキドキして楽しめた。

大量の虫や生物のグロさ、爽快感溢れるアクションが『インディ・ジョーンズ』の最大の見どころ。

ジョーンズとウィリーのお互いの部屋に誘惑し合うやり取りが1番好きだった。

アドベンチャー要素満載でワクワクするところもあれば、児童奴隷や黒魔術の儀式などダークさも秘めている。ウィリーの無駄に叫ぶキャラがうるさかった。子どもを相棒にして対等の立場で活躍させる演出がとても良かった。個人的には前作にも増して今作が好きだな。トロッコアクションがたまらん。
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