しぇんみん

ショーシャンクの空にのしぇんみんのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.9
刑務所のリタ・ヘイワース。

希望と意志と人間の尊厳。

妻と愛人殺しの罪を問われたアンディ・デュフレーン。

冤罪にも関わらず彼は終身刑となり、重犯罪者ばかりが収監されるショーシャンク刑務所に送致されることとなる。

優秀な銀行員だったアンディはその知識を利用し、署長や看守の税金対策を引き受け、刑務所内で独自の地位を築いてゆく。

調達係のレッドらとも友好関係を築き始めたある日、アンディの無実を裏付ける証拠が発見されるが、アンディの能力を惜しむ所長は、その事実を握りつぶしてしまう。

アンディはレッドから仕入れたリタ・ヘイワースのポスターに「ある計画」を隠し、長い年月を掛けた計画を実行することになる...。

非常に優良な作品であることは、間違いなし。

許されない罪を犯した受刑者たちの話ではあるが、人間の尊厳を維持することの大切さを考えさせられた。

希望を持つことがいかに重要か、そして、自ら道を切り開こうとする意思がいかに大切かを考えさせられる。

アンディは「ある計画」を進めることで、レッドはアンディとの約束を信じ抜くことで、辛うじて人間であることを保てたのだろう。

我々の目の前にある社会生活、人生においても学ぶことが多い物語だと思う。

そして、ラストシーンは美しく感動的だ。

だが、その直前、出所したレッドの言葉で終わった方が好みかな。

「国境を越えられるだろうか…、友に会えるだろうか…、海は青いだろうか…、それが俺の希望だ」

非常に心に残る物語だ。

ハナマル!

2016/07/17
2017/01/13 ネタバレ解除
2018/07/18 一部修正
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