広島カップ

キング・コングの広島カップのレビュー・感想・評価

キング・コング(2005年製作の映画)
3.0
なんだか感想が散漫になる作品です。
やっぱり長過ぎるせいかな?...笑

こんな死に方は嫌だ!というシーンが映画を観ているとあるものです。
おそらく多くの方の賛同を得られそうな代表的なものとして『エイリアン』(1979)の腹部食い破りのシーン、『スキャナーズ』(1981)の頭部破裂シーン、『バイオ・ハザード』(2002)の人体賽の目切りシーン等。
それらに勝るとも劣らないシーンが本作にもあってそれが巨大ミミズに喰われるシーン。これだけは御免被りたいと思います。

ゴジラの顔も作品毎に個性があるようにコングにもあって『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)はガッツ石松似でしたが本作は花沢徳栄似。ハリウッド版GODZILLAの次回作に登場するコングは誰に似ているでしょうか。今から楽しみです。

美女の叫びと巨大猿の相性は抜群でギラーミン版コングのジェシカ・ラングもなかなかのものでしたが、本作のナオミの「鼓膜よ破れよ!」とばかりの絶叫も素晴らしい。公開当時劇場内の空気が震えたのを覚えています。
ゴジラシリーズでは絶叫シーンが印象に残らないのは何故なのでしょうか。

ストーリーテラーとしてのピーター・ジャクソンのメガフォンは島に到着するまでが力強い。髑髏島に着くまでのワクワク感の醸成が見事です。問題の島に着いて原住民のオババが「獲れ!コング」と日本語?で都会人を煽り、コング御大のいよいよの登場からが少し失速した気がします。CGが大袈裟で描写に無理が目立ちました。
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