ドルフィンキック

ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱のドルフィンキックのレビュー・感想・評価

3.9
劇場公開時、映画館で、観ました。

後に、日本語吹き替え版のビデオ(VHS)やDVDで、再見しました。

ジェット・リー扮する主人公と秘密結社、白蓮教との戦いを描いた物語。

本作は、「ワン・チャイ」三部作の中ではもちろん、ジェット・リー主演作品の中でも、一番アクロバット色が強くて、面白いカンフー映画だと思います。

ユエン・ウーピンが武術指導をされているだけあって、全編、ワイヤーを駆使した、アクロバティック且つ華麗なカンフーアクション満載です!!!!!

物語面に関しては、古装片と言うと、堅苦しくて、複雑なストーリーの作品が多いイメージが、あるのですが、本作は、他の古装片と比べて、シンプルで、分かりやすい内容なので、物語に、スンナリと入り込めました。

アクション面に関しては、スピーディー且つハイレベルなカンフーアクション満載で、とても観応えがありました。

序盤の白蓮教との戦いで、魅せた、「マッハ!」のトニー・ジャーを先取りした、人々の肩の上を踏み台にして駆け降りる動き(ジェットリーは、ワイヤーを使用、トニー・ジャーは、ノーワイヤーで、やっていましたけれどね。)やジャンプしての無影脚は、正に神技!で、度肝を抜かれました。

そして、何と言っても、二大クライマックスが凄まじいですね!!!!!
白蓮教の首領との重力を無視した大空中戦での、あのジェット・リーの空中連続蹴りは圧巻でした!

直後のジェット・リーとドニー・イェンの夢の対決にも、手に汗握りました。
超スピードで展開される、お二人の棒術対決は、正にカンフー映画史上に残る「名勝負」で、とても気分が高揚しました。
棒布術も、カッコ良かったなあ~♪

90年代のワイヤーカンフー映画、「ワン・チャイ」系の映画の中では、ドニー・イェンとユエン・ウーピンがタッグを組んだ、「~アイアンモンキー」と共に、大傑作だと思います♪