白イタチのノロイを倒した一行はバラバラに暮らしていたが、偶然が重なり再会を果たす。一行はシジンの恋人のナギサが南の島で消息を絶ったと聞き、彼女を探しに再び海へと旅立つ。島に上陸した一行はナギサを追って川の上流を目指すが、道中野犬の襲撃に遭う。
本日封切の「ガンバの冒険」の元となった「ガンバと七人の仲間」の続編。
今作の敵は野犬。と見せかけつつ、実は人間が最大の敵。自然破壊や汚染に対する憤りのメッセージが強く、カワウソという絶滅危惧種を登場させる事で差し迫った状況を印象的な物にしている。
とはいえ、野犬もガンバ達にとっては相当な強敵。前作で驚異的な強さを誇ったイタチを易々と狩り、彼等を追い詰める。しかし、イタチ程の不気味さも狡猾さもなければ、ノロイの様な化け物じみた雰囲気も出していないので、緊迫感はあまりない。
前作同様にヘビーな話。子供向けなので楽しい雰囲気はあるが、それを差し引いてもなかなか重たい。