もじゃ

ヘル・レイザーのもじゃのレビュー・感想・評価

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)
4.0
「ある者には悪魔、ある者には天使だ」

カルト的人気ホラーの第一作。ヤベー箱を開けて肉体を失ったフランクは復活できるか?

箱が開けば世界が開くなんて象徴的。
何度目かの?リマスターで画質が綺麗すぎて怖くない気もするけれど、やはり復活シーンの表現は素晴らしい。溶けるアイスクリームの逆回しみたいな。このテロテロ感と生々しさはCGでは難しい秘伝の技。そしてピンヘッドを始めとする魔道士やクリーチャーのデザインなど、ビジュアル全振りで素晴らしい。よく見ればハンディカメラ使っていたり意欲的。

ジュリアがフランクのために行動を始める所から話が動く。彼女が男を殺す演技は迫力がある。滑稽だけど、フランクの存在をなんとか隠して育てる奮闘が本作のメインかもしれない。子供が動物飼うみたいな(笑)
一度に撮影した映像を散りばめる編集が上手い気がする。効率的でわかり易い。

気持ち悪いのに目が離せない作品。
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