脱北した人々の中ではこのような悲恋もあったのかもしれないなあとは思うものの、主人公のキャラクター設定が結構ブレてるなあ。
北朝鮮で恋人が他の男性と結婚したと聞いて絶望し、韓国の女性と結婚するものの、実はその恋人が後に脱北して韓国にやってきて再会を果たした後の流れ・・まあ、人間だから気持ちが揺れるのは分かるけれど、ちょっと無責任過ぎるし共感できない。
てか、主演のチャ・スンウォン・・。めちゃくちゃ男前の時代だったけれど、何故にしてあそこまでぶっとい眉毛？？「こち亀」の両津じゃないんだから・・。最後まであの眉毛の太さは気になったし、チャ・スンウォンの演技がどうしてもどこかコミカル調なんで、終盤のシリアスな流れでもイマイチ乗れなかったなあ。
2001年の頃の北朝鮮での生活の描写は面白いし、若き日のユ・ヘジンやキム・サンホが拝めるのは楽しい。
