でしょうかな

レッド・ライディング I :1974のでしょうかなのレビュー・感想・評価

3.4
1974年、ヨークシャーに住む新聞記者のエディーは、複数の少女失踪事件が同じ犯人によるものではと疑い、独自に調査を始める。そんな中、富豪のドーソンを追っていた同僚が死亡し、そしてドーソンの魔の手がエディーに伸びてきた。

デヴィッド・ピースの「ヨークシャー四部作」を三部作のテレビ映画として映像化したもの。
原作は未読だが、別作品を読んだ限り、幻覚や思考を頻繁に差し挟む癖の強い作風らしく、映画でもそのような表現が多い。そのせいで少し混乱した。
くすんだ雰囲気や色合いは好きだが、話自体はどこかで見たような普通の内容で、それを核心を避けるようにもって回っているため、あまり集中できなかった。三部作とはいえ本作だけでも成立しているが、やはりまだクライマックスに備えて温めている段階なのだろうか。
でしょうかな

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