レッド・ライディング I :1974の作品情報・感想・評価

「レッド・ライディング I :1974」に投稿された感想・評価

1974年、ヨークシャーに住む新聞記者のエディーは、複数の少女失踪事件が同じ犯人によるものではと疑い、独自に調査を始める。そんな中、富豪のドーソンを追っていた同僚が死亡し、そしてドーソンの魔の手がエディーに伸びてきた。

デヴィッド・ピースの「ヨークシャー四部作」を三部作のテレビ映画として映像化したもの。
原作は未読だが、別作品を読んだ限り、幻覚や思考を頻繁に差し挟む癖の強い作風らしく、映画でもそのような表現が多い。そのせいで少し混乱した。
くすんだ雰囲気や色合いは好きだが、話自体はどこかで見たような普通の内容で、それを核心を避けるようにもって回っているため、あまり集中できなかった。三部作とはいえ本作だけでも成立しているが、やはりまだクライマックスに備えて温めている段階なのだろうか。
1974年、ヨークシャー。新聞記者エディ・ダンフォードが父の死を機に帰省、地元紙ヨークシャー・ポストに転属した。最初に担当したのが10歳の少女クレア・ケンプレーが失踪した事件。警察のモロイ刑事はロマ(ジプシー)による誘拐と決め付けていたが、エディは過去にも未解決な幼女失踪事件が近隣で起きていることを知り、クレアも同一犯の被害者になっているのではと疑い始める。数日後、クレアの遺体が不動産王ドーソンの開発地で見つかった。拷問されてレイプされ絞殺された遺体の背には、生きた白鳥からもぎ取られた羽が縫い付けられていた。ライバル記者にネタを奪われそうになり焦ったエディは、遺体の第一発見者コールと、最初の幼女失踪事件の被害者ジャネットの母ポーラを取材し詳細記事を書こうと意気込むが、なぜか警察から記事を書くなと脅迫されてしまう。さらに親友だった政治記者バリーが急死したというニュースが入り、エディはショックを受ける。バリーはドーソンの収賄を暴こうとしながら、なぜか身の危険に怯えていた。エディはバリーの意志を継ごうとドーソンを探り始めるが、またもや警察の妨害に遭ってしまう。警察を抱き込む力があり、土地を不法占拠するロマを排除する動機もあり、白鳥好きで知られ、少女を遺棄する場所も所有するドーソン…クレア殺害の犯人はドーソンだと確信するエディは、義憤にかられドーソンを襲撃してしまう。

赤いフード付コートを着た少女の失踪と殺害。事件を追う若き記者の迷い込む地獄を描いたノワール「レッドライディング」(赤ずきん)。単発テレビドラマ3部作の一作目ですが、ほとんど映画のクオリティで、俳優陣も豪華。アンドリュー・ガーフィールド、レベッカ・ホール、ショーン・ビーン、エディ・マーサンですから。
原作者はデイビッド・ピース。日本在住のノワール作家で、サッカーと芥川に造詣が深いという不思議な人。デビュー作である「1974ジョーカー」の映像化作品がこのレッドライディング1。最初から完成度高すぎ!
 イギリスが舞台の犯罪ドラマ。三部作もあってそれぞれ主人公が違う。初っ端はアンドリュー・ガーフィールドで、この頃から熱演志向の上手い人だなーとは思ったけどそれだけかな。シリーズとして面白いのはパディ・コンシダインが出てる二作目だけ。
おぐり

おぐりの感想・評価

3.0
2009年 英国テレビ映画
ショーン・ビーン と レベッカ・ホール
よしだ

よしだの感想・評価

4.7
これはとてつもなく面白い!1974年、1980年、1983年の三部作。猟奇殺人を通して、当時の英国の闇が炙り出される。腐りきった警察にハイエナ同然の記者、この汚れきった状況で犯人は見つかるのかと…。完全に引き込まれた!