プロレス嫌いな息子に、信頼を取り戻そうと頑張るプロレスラーのお父さんのお話。
シンプルで、予定調和で、ベタなストーリー展開の作品でしたが、素直に面白かったと思います。
この手の作品は、妙に凝った作品、あるいは、捻りのある作品よりも、直球で、勝負した作品の方が、断然に、面白いと思います。
なので、本作は、十分に楽しめました。
映画は、大阪が舞台ですが、ほとんど、東京で撮影されたそうですよ。
宇梶さんは、本当のプロレスラーになりきっていて、体格も、ゴツクて、風格があり、演技も、試合の見せ方も、中々だと思いましたし、子役時代の神木くんも、可愛かったですね。
神木君が、宇梶さんが出場する、ラストの「ガチンコ」の試合会場に駆けつけて応援するシーンは、この手の映画では、お決まりと言うか、定番なんだけど、思わず、ウルウルっと来て、感動しました。
試合が終わった後の爽快感も、格別でした。
そして、最後に、神木君が今まで、話さなかった関西弁(大阪弁)を話すラストシーンは、微笑ましく思いました。
あと、生瀬さんの名脇役ぶりも、ナイスでしたし、「アシッド映画館」の鳥居睦子さんの声の出演も、昔、アシッドファンだった者としては、ニヤリとしました♪