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山河遥かなりのkazu1961のレビュー・感想・評価

山河遥かなり(1947年製作の映画)
4.2
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-516 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 ※※※/1001

🖋ラストは号泣!!痛ましさと感動がクロスオーバーされた作品。戦後、離れ離れになった息子を探し出すべく奔走する母親と、記憶を失ったその息子を助けるアメリカ軍兵士を描いた感動作ではありますが、そこはフレッド・ジンネマン監督の演出、戦争の傷跡が残る荒廃した街並みを実際にロケをしたリアリティーのある映像は、その背景となった戦争の痛ましさを炙り出しています。その痛ましさと優しさがクロスオーバーした見事な感動作は見応えがあります。

🖋そして、その出演者も素晴らしい!!この作品一本の出演ですが、子供役を演じたこの映画のために発見されたチェコの少年イファン・ヤンドルの演技は印象的です。アカデミー特別賞を受賞しました。そして若いアメリカ軍兵士を演じたのは、スクリーン・デヴューまもないモンゴメリー・クリフト。やっぱりこう言うアメリカの理想に燃える若い青年役はピッタリです。トム・クルーズに印象が似てると思うのは私だけでしょうか?

😭物語は。。。(参考:Yahoo movies より)
ナチによって母と生き別れになった少年カレルが、アメリカ兵のラルフの手で拾われる。カレルは、その悲惨な境遇から自閉症になっていた。だが、ラルフの思いやりある態度は、次第にカレルを変えていった……。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『山河遥かなり』
原題(英題):『The Search』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1949
日本公開 :1954/06/04
🎥上映時間 :103分
🎥受賞 :
第21回アカデミー賞 脚本賞 特別賞
第6回ゴールデングローブ賞 脚本賞
🎥監督(製作):フレッド・ジンネマン
脚本 :リチャード・シュヴァイザー
原作 :※※※
撮影 :エミール・ベルナ
音楽 :ロバート・ブルム
出演(声優):イワン・ヤンドル、モンゴメリー・クリフト、ヤルミラ・ノヴォトナ、アリーン・マクマホン

🔸Overview (映画. comより)———————
スイス、チューリッヒのプレゼンス・フィルムがMGMに提供した1947年作品で、製作は「ジープの4人」のラザール・ベクスラー。事実に基づいてリヒアルト・シュヴァイツァ(ジープの4人)とダフィット・ヴェヒスラァが脚本を書き下ろし(48年アカデミー賞)、「地上より永遠に」のフレッド・ジンネマンが監督した。撮影のエミル・ベルナ、作曲のロバート・ブランは「ジープの4人」と同じスタフ。出演者は「地上より永遠に」のモンゴメリー・クリフト、舞台出のアリーン・マクマホン、「北の狼」のウェンデル・コーリー、メトロポリタン・オペラのスタア、ヤルミラ・ノヴォトナ、この映画のために発見されたチェコの少年イファン・ヤンドル(48年・アカデミー特別賞)、メァリイ・パットンらである。
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