鍋山和弥

座頭市と用心棒の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

座頭市と用心棒(1970年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

『座頭市』が、昔、住み良い街だった、思い出の場所を、三年ぶりに、訪れた。その様子を見ると、そこは、村を、貧乏な百姓が、飢饉だったため、街の、食べ物に、目が眩み、街を、襲った。そんな百姓達から、身を守るため、街の商人達は、ヤクザを、雇う。それ以来、街は、ヤクザが、仕切るようになり、住み良い街だった、この街は、見る影もなく、街の住人は、ヤクザに、怯えるように、なっていた。『ウメノ』も、その1人である。『ウメノ』には、借金があった。その『ウメノ』の借金を、ヤクザの、用心棒、『ダイサク』は、肩代わりしていた。実は、『ダイサク』は、隠密だったのだが、『ウメノ』を、愛して、しまっていたからだ。そんな街と、『ウメノ』の事情を聞き、『座頭市』は、ヤクザの、親子の、仲の悪いのを、利用し、ヤクザ同士、殺し合わせ、全滅させようとする。その作戦は、成功し、大半のヤクザが、死ぬ。『ダイサク』と、『ウメノ』は、愛し合っていたが、『ウメノ』は、鉄砲を持つ、『クズリュウ』から、『ダイサク』を、身を挺して庇い、ケガをする。だが、『ウメノ』は、生きていて、それに、安心した、『座頭市』と、『ダイサク』は、それぞれ、旅立った。やはり、愛する者のために、動く、男は、強い。愛がない、自分勝手に、動く男は、信念がないから、すぐに、降参するから、弱い。自分勝手だから、友達も、少ない。やはり、男は、信念がないと、・・・・。『座頭市』と『ダイサク』は、強い信念を、持つ者同士。最後は、分かり合った。『座頭市』と『ダイサク』は、似た者同士だったと言うことあろう。
鍋山和弥

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