ホイットモア大統領

ポルターガイスト3/少女の霊に捧ぐ…のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

4.0
前2作の事件より精神を患ったキャロル・アンは通院を余儀なくされ、里子に出されていた。しかし、彼女を引き受けたのは…

母親(叔母)が『ロボコップ』の相棒、
親父が『エイリアン』の船長、
従姉妹が『メン・イン・ブラック2』のSEXYエイリアン、
というSF一家だった!こんな濃い〜家族に何も起こらないわけがない!

案の定、オカルトを信じない先生の催眠術治療により、元凶であるケイン牧師が復活!
だが、それを察して救世主タンジーナも降臨!かくして高層ビルを舞台に、最後の戦いの火蓋が切って落とされた!!

3作目にしてまさかの家族交代。

しかも1作目と比べて随分趣きが変わってしまった。最早ケインの攻撃は、“ポルターガイスト現象” というより、“魔術” や “幻術” に近い。
ただし!だからといって切り捨てるのも勿体ないほどに見所はある。むしろFilmarksの点数低過ぎでは?笑

まず『ゾンゲリア』の監督ということで、あのグチャドロ・メイクが健在。
加えて高層ビルの機能、鏡やガラス、プールに駐車場を活かした演出も面白い。80年代VFXが見たいなら、本作はその期待に存分に応えてくれる。

また、キャロル・アンとは直接の血の繋がりがない家族なので、早々に見捨てようとするナンシー・アレンが斬新。
前2作以上に試されるは、愛。

奇しくも名作『ダイ・ハード』と同じ舞台・同じ公開年だが、こちらの方が公開月は早い。もしかして…。
なお、本作にも日本人が登場するが、意味深に謎の個展を開いている割に、ストーリーには全く絡んでこない笑