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トゥルーマン・ショーのkazu1961のレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
4.4
▪️Title :「トゥルーマン・ショー」
Original Title :「The Truman Show」
▪️Release Date:1998/11/14
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards : ゴールデングローブ賞(第56回 1998年度)、男優賞(ジム・キャリー)、助演男優賞(エド・ハリス)、音楽賞(フィリップ・グラス、ブルクハルト・ダルウィッツ)
▪️Appreciation Record :2019-196 再鑑賞
▪️My Review
個人的にはトゥルーマン・ショーの評価は非情に高いです。
面白い! しかし、怖いそんな凄い映画。世界中の人から守られている反面、自分以外はみんな演出で仕事で、結局1人ぼっちのような感じもして、ちょっと苦しい‥。 とても興味深い作品でした。
奇異な設定の映画ですが、描かれているのは真実の追求、脱出、裏切り、ラブストーリーといった普遍的な人間の営みです。ピーター・ウィアー監督の優れた演出と、ジム・キャリーらの突き抜けた素晴しい演技が、難しい設定の脚本を名作と呼ばれる映画に押し上げていることは間違いないでしょうね。
個人的にはラストシーンが大好きです。映画のラストでトゥルーマンが『おはよう! そして会えない時のために、こんにちはとこんばんは!』という言葉を言って、TVの舞台(シーヘブン)を去っていきました。映画のラストで、トゥルーマンが外の世界に出ていく時にこの挨拶をしたのは、トゥルーマンショーを見てくれた観客達に対しての「さよなら」という意味で、皮肉が効いていて素晴らしいですね!!
そして、何よりジム・キャリー。ジムキャリーのコメディスターではなく役者としての凄さがわかります。ジム・キャリーの明るいが、どこか影がある感じのキャラクターがこの映画の主人公に最適でした。
何度も鑑賞していますが、特に二度目は、奇抜なストーリー展開以外にこの映画に巧みに隠されていた「CM」を楽しむことをお勧めします。
ほんと、間違いなく名作です!!

▪️Overview
ある男の生涯が、テレビの人気連続ドラマとして24時間ノンストップ生中継されていた……という異色作。監督はピーター・ウィアー。脚本はアンドリュー・ニコル。出演はジム・キャリー、エド・ハリス、ローラ・リニー、ナターシャ・マケルホーン、ノア・エメリッヒほか。98年キネマ旬報ベスト・テン第3位。
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