kazu1961

怪獣大戦争のkazu1961のレビュー・感想・評価

怪獣大戦争(1965年製作の映画)
3.2
▪️Title : 「怪獣大戦争」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1965
▪️JP Release Date :1965/12/19
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-401 再鑑賞
🕰Running Time:94分
▪️My Review
とうとうゴジラがやってしまいました!!なんと「シェー!」を連発です。地球連合宇宙局員グレン(ニック・アダムス)とX星人、波川(水野久美)の哀しい恋愛の顛末が描かれたり、奥行きのあるドラマになっているあたりは脚本は秀逸なのに、個人的には「シェー!」で減点ですね。。。当時、ファンの間で物議を醸しました。
そう、劇場公開当時に流行していた、赤塚不二夫の漫画作品『おそ松くん』中のイヤミのギャグ「シェー」をゴジラが行う場面があるんですね。どうも円谷英二のアイデアのようですが。。。
本作は、ストーリー面では怪獣同士の対決よりも、地球人とX星人の織りなすドラマに重点が置かれています。途中ゴジラ映画である事をうっかり忘れてしまいそうになる程ですが。。。そして昭和シリーズでのゴジラが地球外へ飛び出して活躍するのは、本作が最初で最後ですね。
特撮面では、ラドンの暴れる特撮シーンの一部には、『空の大怪獣ラドン』や『地球防衛軍』、『モスラ』などの過去のフィルムが流用されています。しかしその一方、かなり大規模な都市破壊用ミニチュアも新規に組まれていて、破壊シーンはなかなか見応えがあります。
物語は。。。
木星に13番目の衛星、X星が発見されました。調査に向かった富士とグレンは、そこにキングギドラの脅威にさらされたX星人がいることを知ります。彼らはギドラ撃退のために、ゴジラとラドンを借りたいと訴えてきました。だが二大怪獣にコントロール装置を埋め込んだとき、X星人はギドラを含め、三体の怪獣を使って地球征服に乗り出したのでした。。。

また、今回オープニングに用いられている曲は伊福部昭が戦前に帝国海軍からの委託で作曲した「古典風軍樂 吉志舞」以来、『ゴジラ』のBGM「フリゲートマーチ」などに用いられてきた旋律で、後年にはゴジラファンとしても知られる格闘家の佐竹雅昭のリング入場曲として用いられているほか、現在は自衛隊のイメージ曲として定着している名曲ですね。(参考:Wikipedia)

▪️Overview
日本とアメリカの合作映画で、ゴジラシリーズの第6作。製作は東宝、ベネディクト・プロ。東宝の二大特撮看板である「怪獣映画」と、『地球防衛軍』に始まる「空想科学映画」を融合させた作品。

出演は、宝田明、ニック・アダムス、久保明!水野久美、沢井桂子、土屋嘉男、田崎潤。
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