どうだいこの激渋ジャケ…。明日で配信終了らしく、慌てて鑑賞。
今年はわりと漢臭い作品を多く観たので、楽しみ方が分かってきた気がする。それにしてもマンゴールド監督って銃創とか傷口好きだよね〜。
ラッセル・クロウ演じるベン・ウェイドは、ならず者どころか無慈悲で冷酷な荒くれ者。口説き文句はクサくて歯が浮いちゃう。しかしその話術と人柄で、相手の心を巧みに動かしていく。彼の護送を申し出たクリスチャン・ベイル。バットマンの時と同じく、真っ直ぐな男。家族を想い男をあげたい一心で、護送任務の危険な道中に挑む。
3時10分の列車に間に合うのか?ずっと緊迫した空気で、ストーリーも面白かった。
他にも、息子のローガン・ラーマンのキラキラした目、手下のベン・フォスターの絶妙にムカつく表情も素晴らしかった。
ちなみに今作のチャンベイさんのカッコ良さは鼻血超級であり、浅黒い肌の毛穴一つ一つまでカッコよかった…。
そもそも、西部劇を観る時はロッキンチェアにゆったりと座り、小さなグラスのバーボンをクィッと一気飲みした後、マッチで火を付けたマールボロを深く吸い込み、煙をくゆらせるべき。
え?私?
あたしゃあんぱん食べながら緑茶を飲む、ちびまる子ちゃんスタイル。あとはこたつがあれば最高。
今は亡き私の祖父は、ハゲ具合が友蔵に似ていた。そして大の西部劇ファンだった。週に何本もレンタルしていたっけ。
きっと今作のオリジナルは観ていただろう。
一緒に観たかったなぁ〜…。
深い仁義の余韻が染み渡る、激渋作品でした✨