みー

セイント・フランシスのみーのレビュー・感想・評価

セイント・フランシス(2019年製作の映画)
4.1
とてもいい映画だった。前半はふてぶてしいブリジットのせいでかなりイラつくけど、観た後は温かい気持ちになれた。後半は、セオリー通りと分かっていても涙で鼻がツーーンとしっぱなし😭✨

タイトルの「セイント・フランシス」も、観た後にジワーっとくる。いやーうまい。

ブリジット役の彼女が脚本書いてるのね〜。それなら納得。自分で演じるからこその演技かも。後半は人が変わったようだった!

34歳、毎日パッとしない主人公ブリジットと、ナニー(子守り)先のレズビアンカップル。その娘フランシスとの交流がもたらすものは…?

女性も色々大変なんです。
生理、避妊、妊娠、出産、中絶…。

生理や不正出血の描写があるので、きっと多くの人が不快感を抱く。でもそれこそが主人公ブリジットの焦燥感や戸惑いの象徴であり、光を見るための伏線だったのだと思う。
あの煩わしさ、よく分かるよー。

前半はとにかく全ての登場人物が未熟なのでかなりイライラする。そこがちょっと長く感じたかなー。ナニーよくクビにならなかったなぁ。まぁ、観た後は帳消し😁
ただ、あれらも含めてブリジットにとっては反面教師であり、人生の学びなんだよね。

女性として、母として、欲しい言葉が何なのか。それがこの脚本家ケリー・オサリバンには分かっているんだろう。素晴らしかった。
まだ1作目なのかな。荒削りな感じはするけど、これからの作品がすごく楽しみ!!

女性にはもちろん、男性にも観て欲しい作品です😊
みー

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