滝和也

時をかける少女の滝和也のレビュー・感想・評価

時をかける少女(1983年製作の映画)
3.7
と〜き〜を♪
かけ〜る少女〜♬
あ〜い〜は〜♫
輝くふね〜♪

ふとコンビニを訪れたら、かかっていた懐しい曲。立ち読みで開いた雑誌のグラビアは原田知世…。年取らないのか、この人は?みたら35周年だそうな…。

今まで数々のリメイクがあった作品でありながら、断トツの透明感をもち、純粋なアイドル映画としての手本となるのはこちら、大林宣彦監督作。尾道三部作の一編です。青春映画であり、SFファンタジーであるこの作品でまさに原田知世は、その透明感のある中性的な美しさを発揮。まさに大林マジック。角川三姉妹の次女として売り出されました。(長女は薬師丸ひろ子、三女は渡辺典子)

これは好きでしたね。原作も読みましたし。高校の修学旅行も岡山・広島でしたが、尾道へ行っちゃいましたし。ロケ地も行きましたよ。転校生の階段もね。今で言う聖地に行くようなもんかなと。

大林宣彦はこの頃、青春の1ページの中にしかいない子供とも大人とも言えない女性の不安定さ、繊細さを撮らせたら断トツの監督さん。今もノスタルジーの世界におっさんを連れて行きますね。

その後も歌手としての彼女が好きだったな〜。秋元康作詞、後藤次利作曲の「雨のプラネタリウム」は名曲ですね。

雨のプラネタリウム、街が泣いてる…。今でもたまに聞いてますよ。

因みに好きな女優さんは、原田知世と吉田羊。似たタイプが好きなようです。
滝和也

滝和也