テレザ

リアリズムの宿のテレザのレビュー・感想・評価

リアリズムの宿(2003年製作の映画)
3.9
二度目の鑑賞。原作はつげ義春、読みたい。
冬の海と雪の砂浜、コートを着た尾野真千子、まあ映えるわ映えるわ…。なんの変哲もないこの服装で、田舎の海をゆく、その限りなくリアルな「コスプレ」をしたくなる。
三人の関係性、民宿で出会う他人との距離感がとても良い。そこにいたら気まずくてしょうがないのに、遠くから引いて見たらひたすら馴染み深くて愛おしい静寂。ふいに襲う思い出し笑い。そういうものがリアリズムの美しさ。
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