kazu1961

ハート・ロッカーのkazu1961のレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
3.8
「ハート・ロッカー」
原題「The Hurt Locker」
2010/3/6公開 アメリカ作品 2018-202
アカデミー賞作品賞再鑑賞シリーズ
2010年第82回 アカデミー賞作品賞

息をのむ爆弾処理シーンの連続はスリル満点!本作は万人が共感できる傑作と絶賛されたんですよね。本作はストイックな西部劇を今どきの編集手法で戦争映画に脚色したハイブリッド映画だとも言われています。
細やかなディテール、描写の拘りが女性監督ならでは。
とにかく緊迫感が半端じゃないです。手持ちカメラや主観映像などを効果的に使って、自分もそこにいるような感覚にさせられるんですね。
ストーリー性は薄いですけど、反米、反戦を描いているというよりは戦場と人間を描いていると思います。戦場から去る人と戻る人、それをミッションカウンドダウン日数の表記で見事に描いています。
主人公はアメリカに帰国するけど「やっぱり爆弾処理が好きなこと(戦争は魔薬!)」ということでまたイラクに戻っちゃいますが。。
製作費は約16億円。カメラは低予算のため、スーパー16ミリカメラが使用され、同時に4台以上のカメラで撮影するスタイルを取り、その結果、撮影されたフィルムは200時間に及んだといいます。俳優達は、実際にアメリカ軍の軍事訓練を受けて撮影に臨んでいるんですよね。
この時期「アバター」ではなくアカデミー賞を多く受賞したのもなるほどですね。

戦時下のイラク・バグダッドで爆発物処理に従事する特殊部隊EODの活躍を描くサスペンス・ドラマ。タイトルはアメリカ軍のスラングで「苦痛の極限地帯」、「棺桶」を意味する。監督は「ハートブルー」「K-19」のキャスリン・ビグロー。第82回アカデミー賞では作品賞以下6部門を受賞、ビグローは女性で初めての監督賞受賞者となった。出演者はジェレミー・レナー
アンソニー・マッキーなど。
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