MGMでのマルクス兄弟初作品。
彼らの舞台の頃の特色を生かした作品だそう。いわゆる原点回帰というところだろうか。
前作の「我輩はカモである」が興業的に大失敗だったそうだが、こちらは大ウケしたらしい。
今作は特にマルクス兄弟のチームプレー(?)が最高。
あとミュージカル要素が強めで、船を見送るときのカップルの歌や船の上で歌い踊るシーンが素敵。
混雑する船室のシーン好き笑 キャパを無視して人を招き入れるグルーチョ。この笑いはいつの時代にでも通用するのではないだろうか。
あとはやっぱりオペラ本番のシーン。ハプニングの起こし方がすごい笑 ハーポの身体能力には本当に目からウロコ。
"All I do is dream of you"をチコがピアノで演奏、ハーポはハープの演奏(「ラブ・ハッピー」でも演奏シーンあった)という、いつものおふざけからのギャップが良い。
理由をつけるにはナンセンスで、バカみたいな彼らの言動がやっぱり好きでたまらない。