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イップ・マン 序章のDRYのレビュー・感想・評価

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)
3.7
日中戦争によって貧乏と挫折を味わい、時代に翻弄されながらも信念を貫いて日本軍に立ち向かうイップ・マンを描いた作品。
実在した詠春拳の達人、イップ・マンをドニー・イェンが演じる。

いやードニー・イェン、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』を見たときから気になっている俳優ではあったがまさかスタウォーズに出演するほどの大物になるとは...。まあ、それは置いといて幼い頃から武術を仕込まれた彼のアクションは他と比べてもやはりキレが違う。見ていて爽快。

ストーリーは歴史的背景に沿っているため抗日要素が非常に強い。しかし意外にも池内博之が演じる三浦将軍が敵ながら正々堂々の武人として描かれているため見てる間抗日要素はあまり気にならなかった。
この作品は脚色が多く入っており実在した人物の伝記物を期待するとイマイチかもしれない。

イップ・マンが10人を圧倒するシーンやラストの三浦vsイップ・マンなどはカンフー映画としても見応え十分。
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