DRY

ジョン・ウィックのDRYのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
3.7
マフィアに生きる希望を奪われた伝説の殺し屋ジョン・ウィックが復讐の為、殺し屋の顔を再び解き放つ...。
キアヌ・リーブス久々のヒット作。

非常にシンプルなストーリーなのでキアヌ無双を存分に楽しむことが出来る。

劇中でキアヌは、柔道、柔術、さらにカンフーと銃を融合させた「ガン・フー」を披露しており、このキアヌがとにかくカッコ良い。
今回キアヌが演じるジョン・ウィックは寡黙で常に冷静。凄腕の殺し屋らしく有言実行。狭い部屋でも効率よく標的を射抜いていき、確実に殺すため弾を2発ぶち込むスタイル。このスタイルで大量の敵を殺していくシーンは実に痛快。

復讐劇にしては復讐するまでの過程が浅い気がした。特に愛する妻の描写は冒頭のみで病気で亡くなったということしか分からない。しかしこれはあえてアクション映画らしく無駄な描写を極限まで省いたのかもしれない。
実際この映画の8割はアクションなので。

「車を奪われ犬を殺されたから」という動機の弱さは殺人マシンのジョンという男をよく表せているし斬新で面白い。
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