DRY

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのDRYのレビュー・感想・評価

4.0
MCU最新作。

今作はMCU最大級の規模で多くのヒーローたちが登場し活躍していたが、これを2時間半という短い尺に収めたルッソ兄弟はさすが。迫力のある映像とアクション、後半からの息もつかせぬ展開の連続で満足度の高い作品になっていた。
アクション以外にも、ソーとガーディアンズの会話やスタークとストレンジの自尊心が高いキャラ同士の絡みなども見どころ。

今作で登場する最強の敵、サノスは魅力的なヴィランでありながらこの作品の主人公ともいえる。
これまでMCUの過去作でもスタッフロール後などにワンシーン出ていた彼。ついにこの作品でどんな人物なのか明らかにされるわけだが...。
原作コミック『インフィニティ・ガントレット』では死の女神デスへの求愛という不純な動機で宇宙の生命を脅かす存在だったサノス。映画では歪んだ正義感や使命感のもと宇宙の生命を半分にしようとするMCUの世界観に合ったヴィランへと大幅に設定が変更されている。
分かりやすく言えば「愛を求めていたサノスが愛すら捨てる信念を持ったヴィランに変更された」ということ。
ここまで大胆に変えたのは正直驚いたが、悪くない改変だと思う。
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