DRY

L.A.ギャングストーリーのDRYのレビュー・感想・評価

L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)
3.1
舞台は1949年ロサンゼルス。
街を牛耳っていた大物ギャングのミッキー・コーエンとコーエンの組織を潰すため作られた刑事チームとの戦いを描いたクライム・アクション。
実話を基にしてはいるが、かなり脚色が加えられているためほぼフィクションと言ってもいい。

アクションやBGMは非常にスタイリッシュでカッコ良い。ジョシュ・ブローリンやニック・ノルティ、ショーン・ペンなどベテラン俳優の演技も迫真で魅せられる。

全体的に話のテンポは良かった。しかし人物の描写を端折り過ぎてチームのメンバーそれぞれがどこか記号的なキャラ付けで魅力を感じない。

映像も少し気になる点が。
敵があれだけマシンガンをぶっ放してるのにいくらなんでも当たらなすぎでは?
ラストの銃撃戦は弾のほうが勝手に避けているように見える。そういった細かいところももう少しこだわって欲しかった。

肉弾戦や銃撃戦、カーアクションなどアクション部分の見所は満載。勧善懲悪の時代劇のようなものなので娯楽作品として割り切れば十分楽しめる映画ではあった。
見る方はあまり考えず力を抜いて見たほうが良いかも。
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