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紳士協定のkazu1961のレビュー・感想・評価

紳士協定(1947年製作の映画)
3.8
「紳士協定」
原題「Gentleman's Agreement」
1987/10/9 公開 アメリカ作品 2017-235
アカデミー賞作品賞再鑑賞シリーズ
1948年第20回 アカデミー賞作品賞

1940年代当時はアメリカの根深い人種問題を取り上げることはタブー視されてました。本作はそんな中でもアンチ・セミティズム(ユダヤ人排斥感情)をとりあげた初めての作品です。
ハリウッドの映画人にはユダヤ人が多く、この映画でも、ハート、カザンもユダヤ人であり、ハリウッドの映画人としては画期的な勇気ある社会劇として評価されました。
主人公グレゴリー・ペックがユダヤ人を装い、実際に受けた差別やいじめを記事にするという壮絶なストーリーは着想が素晴らしくストーリーも秀逸です。そして彼の演技力は素晴らしく、特に本作品ではシリアスで難しい役柄をみごとに演じています。
この時代のアメリカを知ることができる、そういった役割も映画は担っていますね。

1947年のアメリカ映画。人種問題を題材にするのがタブーとされた中で、初めてユダヤ人の差別問題を取り上げた問題作である。アカデミー賞作品賞を受賞、助演女優賞(セレステ・ホルム)したことで話題になった映画。監督はエリア・カザン、出演はグレゴリー・ペック、ドロシー・マクガイア、ジョン・ガーフィールド、セレステ・ホルムなど。
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