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桃色の店/街角 桃色の店のkazu1961のレビュー・感想・評価

桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)
4.2
「桃色の店(街角)」
原題「The Shop Around the Corner」
1947/08/12 公開 アメリカ作品 2019-045

『ユー・ガット・メール』のリメイクもとですね。設定の違いはあれど、なるほど、カフェでの待ち合わせの場面や病気でのお見舞いなど同一シーンが多く、面白く鑑賞できます。
「街角 桃色の店」この邦題のセンスにはトホホですが、ハンガリーのブダペストのとある街角にある雑貨店マトチェック商会で働く人々の物語。登場人物はどこまでもまっすぐで、観ているとついつい応援したくなる素敵な人達の人間模様と主人公クラリクとクララの文通を通じての恋愛物語が同時進行で進んでいきます。[この辺りが『ユー・ガット・メール』とは異なりますね]
この時代背景とそれぞれのキャラクターの会話がシュールでオシャレで面白く、また全体的に軽妙なタッチで笑わせて泣かせるし、昔の映画の方がロマンチックコメディの分野では上なんじゃないかと思わせます。
監督はエルンスト・ルビッチ。軽妙にして笑わせる作風はルビッチ・タッチと呼ばれています。主演はハリウッド黄金期に活躍した大スタージェームズ・スチュアート。
是非一度ご覧になって下さい!!

「天使」「青髭八人目の妻」のエルンスト・ルビッチが製作、監督した映画で「お人好しの仙女」のマーガレット・サラヴァンが「わが家の楽園」のジェームズ・スチュアートと主演する。ニコラウス・ラスロ作の戯曲に基づいて「断崖」のサムソン・ラファエルソンが脚本を書いた。助演は「お人好しの仙女」のフランク・モーガン、「三銃士(1939)」のジョセフ・シルドクラウト、「美人劇場」のフェリックス・フレサート、「緑のそよ風」のセーラ・ヘイドン等で、撮影は「征服」のウィリアム・ダニエルスが指揮している。
リメイク: 1998年:映画『ユー・ガット・メール』You've Got Mail 監督:ノーラ・エフロン、出演:トム・ハンクス、メグ・ライアン ※設定がEメールに置き換えられている。
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