このレビューはネタバレを含みます
フランスのコート・ダジュールで貸し船屋を営む米国人ジョー(チャールズ・ブロンソン)は、暗い過去を隠して妻子と幸せな生活を送っていた。そんなある日、不気味な電話が家に掛かってきたためジョーが警戒していたところ、見知らぬ男に殴り倒されてしまう。意識を取り戻しジョーが男を殺害すると今度は、かつてジョーを悪事に引き込んだ悪徳司令官ロス大尉(ジェームズ・メイソン)が手下を連れて出現。ロスはジョーの妻子を人質に取り、麻薬の密輸取引に協力するよう強要する。
攻防が二転三転して面白い。ジョーは妻子を人質に取られているとは思えない無謀な行動をするので展開が読めない。ロス大尉の部下を昏倒までさせておいて殺さないのが謎。どう考えても瀕死のロス大尉を病院に連れて行った方が早いのにわざわざ医者を連れてくることに何の意味があったのか分からない。