堅気になって妻子と暮らしてたブロンソンが、昔の仲間の犯罪に巻き込まれる。いきなり家宅侵入してきた「夜の訪問者」の場面がスリラータッチで面白い。妻子を盾にされ止む無く悪事に…まあ、今だと確実にリーアム・ニーソン案件だ。
ツール・ド・フランスの山岳コースみたいな山道でのカースタントがすごいし、昔の赤いオペルが印象的。けどブロンソン自身はそんなにアクションで活躍する訳でなく、悪い昔仲間がみんなウッカリしすぎ。小ネタとしてドア開けたらぶつかるとか、そういう地味に痛い不注意っぷりが可笑しいし、どこか呑気なムード。とはいえ、ブロンソンの妻がリヴ・ウルマンという不思議なキャスティング。さすが彼女だけガチ。最後はパリ祭でほのぼの終わるんだが、妻が放火した山火事が一番大事件じゃないか！
