入ろうか迷っているフレンチレストランにもしアメリのポスターが貼ってあるのが見えたならば、入店は控えた方がいいでしょう。
もしそれが地下鉄のザジのポスターならば、せめて大失敗からは免れることができるでしょう。
そのタイトルとポスターだけはずっと知っていたものの観ることのなかった本作。「鬼火」や「死刑台のエレベーター」と同じ監督による映画とは思えない。
しかし、いざ観てみるといたずらっ子ザジなんて言葉では到底済まされないようなカオティックな展開に度肝を抜く。
かわいい画とは裏腹になかなかシュールで強烈な内容。
おしゃれドタバタ映画の決定版(たぶん)。