so

眺めのいい部屋のsoのレビュー・感想・評価

眺めのいい部屋(1986年製作の映画)
4.0
どこまでも美しいフィレンツェとイギリス片田舎の風景。
その中で自転車を走らせ、テニスをして、ピアノを弾く彼らの姿はもっと美しい。
「美しい自然と人間の心の調和」
とでも言いたくなるようなものが映画全体に広がっていて、鑑賞後様々なシーンを思い出しては、自然や人間にもっと近づこう、という気持ちにさせられる。
そういえば本作監督ジェームズ・アイヴォリーが脚本を手掛けた「君の名前で僕を呼んで」を観た時も似た感慨を抱いたことを思い出した。

「はじめまして、泳ぎに行きません?」
からの水浴シーンが最高に笑えて最高に美しい。

クセ強めな登場人物全員本当に愛おしいのだけど、やっぱりエマソン親子が心に残る。映画史上ベスト父子。
いつか緩んだ精神に喝を入れたくなったらクローゼットに大きく書いてやろう。
「見てくれは二の次」!
so

so