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呪いの館 血を吸う眼のkazu1961のレビュー・感想・評価

呪いの館 血を吸う眼(1971年製作の映画)
3.8
▪️Title : 「呪いの館 血を吸う眼」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1971
▪️JP Release Date :1971/06/16
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-425 再鑑賞
🕰Running Time:81分
▪️My Review
特撮より凄い!!ほとんどノーメイクの岸田森のドラキュラ!!
日本初のドラキュラ映画で、当時話題になりました。プロデューサー田中文雄、山本迪夫監督の“血を吸う”シリーズの第2弾。
英ハマー・プロの人気シリーズだったクリストファー・リー主演の「ドラキュラ映画」の日本版を狙った作劇が行われ、前作に引き続く不気味な洋館を舞台にしたゴシック・ホラー風味も、田中文雄が狙った演出です。
そして、本作の成功は、巧みな脚本や、英ハマー・プロに手本を求めた演出はもちろんですが、なんといっても、吸血鬼に扮した岸田森のドラキュラに尽きると思います。
岸田森、ほとんどノーメイクにもかかわらず、血に飢えた吸血鬼の表情に変貌する様は、どんな特撮も敵わないほどです。エレガントでかつ、凶暴で、吸血鬼として生まれた悲しみも備えていて、ほんとに見事です。その吸血鬼の眼は、本性を現す時、金色に輝きます。前作同様、この金色の眼が子供の頃脳裏にこびりつきました。。。

物語は。。。
柏木秋子は5歳の時に見た悪夢に悩まされていました。そんな時、悪夢に見た異様な眼を持つ男が現れ、秋子を襲います。妹の夏子も男の術中にはまり手先となります。手掛かりは夢にありました。恋人・佐伯の催眠療法により失われた記憶を求めて、2人は悪夢に現れる洋館を訪ねました。そこで男の正体を知ることになりました。男は秋子を花嫁に迎えるため、彼女が成人になるまでずっと待ち続けていました。そして、時は訪れました。。。

この“血を吸うシリーズ”、昭和の和製ホラーの名作ですよね!!

▪️Overview
1894年に発表されたブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」は数えきれぬほど映画、舞台化された。この作品は日本ではめずらしい吸血鬼映画。脚本は武末勝と「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」の小川英。監督も同作の山本迪夫。撮影は「商魂一代 天下の暴れん坊」の西垣六郎がそれぞれ担当。(引用:映画.com)

出演は、藤田みどり、江美早苗、高橋長英、岸田森、大滝秀治、高品格。
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