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リアル・スティールのTEPPEIのレビュー・感想・評価

リアル・スティール(2011年製作の映画)
3.0
スピルバーグ×ロバート・ゼメキス×ショーン・レヴィ監督が組んで、ディズニーとドリームワークスが組んで、勝負作と思わせる一本として公開された「リアル・スティール」は一定の面白さをきちんと保持している。親子愛、さらにATOMというロボットとの関係を絡めた王道的ストーリーに…なろうとしてなれなかった印象が劇場で観た時からあった。一見、熱くて、感動的で、すごく燃える作品。しかし一周回ると、やや表面的すぎるかもしれない。ATOMと親子の関係、親子の関係をうまくまとめているが脚本がドラマを最後まで活かせていない感じは否めなかった。
総評としては「狙いすぎ」。
基本、大好物な要素を集めてくれるのはすごく嬉しいが…「トロン レガシー」によく似た感じがある。そこまでやるなら深みを加えてって気持ちである。
面白いが、説明的すぎて童話を見ているようだった。お互い黙って見合うシークエンスにも工夫があれば良かったけども、やはりどことなく喜劇。ショーン・レヴィっぽく少しドタバタっと突き進んでいる。それはそれでいいとは思う。
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