Soshi

いのちの食べかたのSoshiのレビュー・感想・評価

いのちの食べかた(2005年製作の映画)
2.5
映画としては全く面白くない。全くだ。ほんとに1ミリとも。ナレーションもなければセリフもない。ただただ、食物の生産工程と、ほんの少し生産者の日常が映し出されるだけの映像。ゆっくり流れる時間に耐えきれなくて、基本的には1.75倍速。なんてことないシーンは失礼ながら飛ばしながら鑑賞した。その中でも解体シーンなどの興味深いところは1.0倍速で鑑賞した。植物や果物、魚のシーンもあるが、普段見る機会があるせいかあまり動じなかった。しかし、牛豚鳥を飼育し、加工するシーンは目を覆いたくなるほど残酷で、それを知らなかった自分がいたことをまざまざと見せつけられ、言葉が出てこない。

本作はわざわざ映画として作製しなくてもよかったのかなと感じたが、私たちが普段頂いている生き物が食べ物になる瞬間を知る良いきっかけになった。作品を通して、生き物を頂くことに感謝しなければならないと改めて実感した。

大量の血と内臓がまざまざと映し出されるので、かなり強い耐性がある人でなければキツい部分もあるので要注意。

生産者はよく真顔で加工できるなぁ。見た目も匂いもキツいはずなのに。生産者にも感謝しなければ。
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