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ブギーマンのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

ブギーマン(2005年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます


2022/10/17鑑賞。33点。
巷では酷評の嵐の本作だが、思ったより酷くはない。
【ブギーマン】に襲われた人々は、皆【ブギーマン】に対して大なり小なりの恐怖心を抱いた人という設定は面白い。
主人公・ティムの父親も、幼い頃父親に【ブギーマン】の話をされていたと語っていた。恐らく犠牲者となる叔父も【ブギーマン】の話をされていたに違いない。2人とも大人になって【ブギーマン】への恐怖は克服したと話していたが、克服できてないために犠牲になった。
ケイトの前に【ブギーマン】が現れたのは、ティムが【ブギーマン】の話をしたことで少しの恐怖心が芽生えなからなのだろう。
それにしても、ティムは恋人・ジェシカを【ブギーマン】に拉致されたままだが、それでいいのだろうか。ケイトの方が性格が良いので、そっちと結ばれるのがハッピーエンドな気はするけど。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
23歳のティムは、仕事もプライベートも充実しているが、あるトラウマを抱えている。

それは彼が8歳の頃、クローゼットの奥に潜む怪物【ブギーマン】によって、目の前で父親を連れ去られたということ。
母親は夫が蒸発したと思っており、それ以来精神を病んで、ティムは叔父に引き取られて育った。

そんなティムに、母の訃報が届く。
葬儀を終えたティムは、かつて両親と住んでいた家に足を踏み入れる。
ティムの前に【ブギーマン】を知る少女・フラニーが現れる。フラニーも【ブギーマン】の存在を信じていたが、ティムは彼女を安心させるために「あれは作り話だよ」と言葉をかける。

幼馴染のケイト(演. エミリー・デシャネル)と再会したティムは、昔話に花を咲かせる。
そんな中、ティムの恋人・ジェシカが失踪する。
ティムは、ケイトの身にも危険が及ぶかもしれないと思い警告するが、彼女はティムを怖がって避けるようになる。

フラニーと再会したティムは、彼女の口から「自分は【ブギーマン】に殺害された子どもの1人だ」と聞かされる。
そして、ケイトから連絡を受けて様子を見に来たティムの叔父も、【ブギーマン】に拉致される。

ティムは、【ブギーマン】と対決して倒さない限り恐怖は消えないと確信し、全てがはじまった場所=両親と暮らしていた家
で決着をつける覚悟を決める。

ケイトの前にも【ブギーマン】が現れる。ティムは間一髪のところで【ブギーマン】からケイトを救う。
ティムは自分の部屋にある思い出のおもちゃや飾りを次々と破壊していく。
【ブギーマン】のエネルギーは、人々の抱く恐怖心であり、幼いティムにとって夜の自分の部屋は恐怖の対象だった。
その恐怖を破壊することで【ブギーマン】に対抗したティムは、【ブギーマン】を打ち負かす。

だが、【ブギーマン】はティムに敗れただけで死んだわけではない。新たな標的を見つけた【ブギーマン】は、クローゼットの奥から覗いている。

※ジェシカを取り返してないけど、それいいのか笑
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