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サイレンシングのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

サイレンシング(2020年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

2024/02/18鑑賞。59点。
グスタフソンがレイバーンを撃ったシーンでこれは名作になるか?と期待したものの、犯行動機がしょうもない。バック湖で見つかった死体の喉にも同じ手術痕があるはずなので、その時点ですぐに犯人絞られるんじゃ?という疑問もある。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
アメリカの田舎町エコー・フォールズ。
麻薬の蔓延するネイティブアメリカンの自治区【ソービル居留地】が、すぐそばに位置している。

エコー・フォールズ内のバック湖で殺人事件が発生し、保安官・グスタフソン(演. アナベル・ウォーリス)が捜査を指揮することに。
被害者はアトラトル(投槍器) で襲われたようで、追い詰めた後に殺すそのやり方はまるで狩りのようだ。

野生動物保護区の管理人レイバーン・スワンソン(演. ニコライ・コスター=ワルドー)は、娘・グウェンが5年前に失踪していた。
レイバーンは、バック湖の死体が娘だと思いグスタフソンを訪ねるが、別人だった。

グスタフソンは、ソービル居留地の裏社会を牛耳るムーンブラッドに会いに行く。
狩猟会員の中にアトラトルを使うハンターはいないが、ムーンブラッドはアトラトルの販売を行なっている。となると、ムーンブラッドが犯人を知ってる可能性が高い。
しかし、ムーンブラッドに会うことはできずグスタフソンはエコー・フォールズに戻る。

野生動物保護区に設置してある監視カメラを見ていたレイバーンは、保護区内で逃げ回る少女・モリーの存在に気づく。
モリーを保護したレイバーンは、彼女が喉を医療用メスで傷つけられて声を発せないと知る。夜になったため、2人はハンティング用の落とし穴に身を隠す。

モリーを連れて家に戻ったレイバーンを、殺人犯が待ち構えていた。
モリーは刺されて重傷を負い、そこにレイバーンに会いに来たグスタフソンが現れる。レイバーンとグスタフソンは殺人犯に銃を向けるが、グスタフソンはその正体が自身の弟・ブルックスだと気付く。
グスタフソンはレイバーンの腹を撃ち、レイバーンは命からがら逃げ延びてソービル居留地警察のブラックホーク保安官に保護される。ブラックホークは、検視医・ブーンに助けを求め、レイバーンは一命を取り留める。

ブルックスは、ブラックホークによって逮捕される。ブルックスにはアリバイがあった。以前揉めたムーンブラッドを納屋に監禁しており、モリーが撃たれた時間はムーンブラッドと一緒にいたのだ。
捜査は振り出しに戻る・・・。

ブルックスが無実であったことを知ったレイバーン。弟を守るため自分を撃ったグスタフソンに理解を示し、彼女に撃たれたという証言を変える。

元の生活に戻ったレイバーンはある日、自分を嗅ぎ回る1台の車に気付いて尾行する。車の持ち主の父親に接触したレイバーンは、「隣人にも車を貸すことがあるんだ」と教えてもらう。
その隣人は、検視医・ブーンだった。ブーンの家に侵入したところ、壁一面には行方不明者の張り紙があり、台に寝かされた1人の少女を見つける。
背後から近づいてきたブーンに麻酔を打たれ、レイバーンは抵抗できないまま倒れる。
レイバーンは森に連れて行かれると放たれ、追ってくるブーンから必死に逃げ続ける。

一方グスタフソンは、入院中のモリーの喉に手術痕を見つける。医師にしかできない特殊な施術で、グスタフソンも殺人犯の正体がブーンだと気づいて指名手配をかける。
ブーンの家で見つけた証拠から、グウェンを殺害したのも彼だと知る。レイバーンに真相を伝えるため彼の家に向かったグスタフソンは、森に仕掛けられた監視カメラを見て、レイバーンの姿を確認。急いで森へ向かう。

その頃レイバーンは、ブーンに反撃して形勢逆転。
ブーンの娘は飲酒運転で死んだ後、その犯人によって森に捨てられていた。
ブーンは、"良き父親である自分が娘を失った。飲んだくれやクズに育てられた娘が幸せになることなんかないから、女の子たちを殺してやった"と殺人の動機を明かす。
娘が生きている頃からアル中だったレイバーンは、グウェンを失った理由が自分だと知る。

レイバーンは、ブーンを落とし穴に突き落とす。落とし穴には狩り用の槍があり、ブーンは体を貫かれて瀕死。レイバーンは「動物なら安楽死させるが、お前には苦しみながら死んでもらう」と落とし穴に蓋をして去る。
グスタフソンはレイバーンの復讐を目撃していたが、沈黙を通すことに。

グウェンの葬儀が行われる。
レイバーンは家に戻ると、家の中の酒を全て処分する。

殺人犯として手配されているブーンは、未だ逃走中として報道される。
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