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プラダを着た悪魔のninaのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.0
『皮肉なものね。あなたが“ファッションとは全く無関係のブルーのセーター”と思っていたものは、そもそも私たちが選んだから存在するのよ。』

ファッション業界の話がすごく好きだからひたすら出てくるブランドに釘付けになった(笑)そしてミランダかっこいい…🥺🥺🥺今なら間違いなくパワハラモラハラの嵐な上司だけど、実は私こんな上司の下で働きたかったのだ…。

昔ならこの終わり方みて『うんうん、素敵!』ってなってたと思うんだけど、
社会人になって働くってことを知ってから観ると、最後がすごく切なかったな。

友だちや彼氏からも「ランウェイを鼻で笑ってたお前が、今じゃランウェイ側の人間だな」って言われて、変わった変わったって言われてたけど、人は変わるものだと私は思ってるから、働くうちに無関係や無意味だと思ってたものの意味を知ることもある。
その意味を知った時に、こんなにすごい世界があったんだ!って新たな発見をしてさらに成長できることもある。
その成長を「変わった」で一纏めにして、知ろうとした努力やそこに馴染もうとした背景を認めてくれない周りの環境って、私はすごく嫌だ。成長したことで、以前の自分をバカにしたりするようになったらそれはまた別の話だけど。

私的にはこのラスト、ミランダ側から観たのでただただつらかったです…。
好きなことして生きるのもいいけど、もしかしたら自分に合ってたのは違うかったかもしれないし…。前半から中盤は大好きでした‪( •̥ ˍ •̥ )‬
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