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スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのninaのレビュー・感想・評価

4.0
「それじゃ行くね デートだから」

前回、アベンジャーズシリーズを観ずに鑑賞した時は正直びみょ〜って印象だったけど、アベンジャーズ鑑賞してから観ると感想が180度変わっちゃう。エンドゲームの後にふさわしい作品だった。トムホの緩いヒーロー感が、失った大きさを和らげてくれた感じがする。

まだ17歳の高校生で、恋に友だちに全力で向き合いたいピーターは、トニーから任された重圧から逃れようとして、AR搭載メガネをやすやすと敵に渡しちゃう。最初見た時はふつうに「バカじゃん?」って思ったけど、シリーズ通してトムホが演じるスパイダーマン観てたらなんとなく納得。今までのスパイダーマンより遥かに幼い、等身大の高校生って感じがするし、そこに漬け込まれたのが痛いところ。
今回見返して何より腹立ったのが敵であるミステリオ。まじでくっそダサい男で吐き気がした。ヴィランズでここまで嫌いになったキャラ初めてかもしらん。サノスはさておき。
トニーに自分の開発したプログラムをバカにされたからとかいうしみったれた理由で、トニーが残したものめちゃくちゃにしやがって(#^ω^)ピキピキ
ミステリオがアベンジャーズになれない理由は、自分の欲のために闘ってるから。そこがアベンジャーズのヒーローたちとの決定的な違いやのに、俺が新しいヒーローになるんだとかうんたら言うててまじでさっさと召されてくれと思いながら見てました😇
最後の最後まできしょい終わり方でなかなか胸糞映画だったけど、随所にMARVEL作品の積み上げてきたものを感じて、MARVEL好きが嬉しくなる部分が多かったのでこの評価に。
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