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007/ダイ・アナザー・デイのkazu1961のレビュー・感想・評価

007/ダイ・アナザー・デイ(2002年製作の映画)
3.4
▪️JPTitle :「007 ダイ・アナザー・デイ」
ORTitle:「Die Another Day」
▪️First Release Year : 2002
▪️JP Release Date : 2003/03/08
▪️Production Country : イギリス・アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-236 再鑑賞
🕰Running Time : 133分
▪️Director : リー・タマホリ
▪️Writer : ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド
▪️MusicD : デヴィッド・アーノルド
▪️Cast : ピアース・ブロスナン、ハル・ベリー、トビー・スティーブンス、ロザムンド・パイク、リック・ユーン、ケネス・ツァン、ウィル・ユン・リー、エミリオ・エチェバリア、サマンサ・ボンド、コリン・サーモン、マイケル・ゴアボイ、ローレンス・マコール、ジョン・クリーズ、ジュディ・デンチ
▪️Review
🖋 ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品で、当時シリーズで過去最高の興行成績をあげたんですが、個人的には前作のストーリー展開が素晴らしかったのでそれと比べて盛り上がりにかけたこと、そしてなんと言っても明らかにCGだと分かるアクションシーンの連発だったのでやや興醒めしてしまいました。

🖋しかしながら、評価できるポイントは2つあります。1つ目は今の時代ならまず作られないだろう“北朝鮮を揶揄した映画を作ったこと”。この部分は、当時北朝鮮政府が「北朝鮮を中傷する目的で作られた卑劣な茶番劇。朝鮮民族を甚だしく冒とくする映画」と非難したことからも結構ハードルが高いことにトライした意欲は素晴らしいと思います。

🖋 2つ目は、『007』シリーズ40周年通算20作を記念して作られたダブルアニバーサリー作品なので、色んな場面で様々な過去の作品に対してのオマージュが捧げられているところ。その部分を探しなら鑑賞するのは007ファンならば楽しめるかと思います。
☆ ジンクスが海から現れる初登場シーンは第1作『ドクター・ノオ』へのオマージュ
☆ ホテルの部屋にある鏡がマジックミラーになっていて様子が撮影されるのは第2作『ロシアより愛をこめて』へのオマージュ
☆ ウェットスーツの下に服を着ていたり、レーザーによる処刑は第3作『ゴールドフィンガー』へのオマージュ
☆ ブリティッシュ・エアウェイズの機内で読む雑誌の記事にも『ダイヤモンドは永遠に』と書かれていたり、敵の主力兵器がダイヤモンドを用いたレーザー光線砲を搭載した人工衛星なのは第7作『ダイヤモンドは永遠に』 へのオマージュ
☆ グスタフ・グレーブスがバッキンガム宮殿に降下するパラシュートに描かれたユニオン・ジャックは第10作『私を愛したスパイ』のオマージュ
☆その他過去のいくつかの秘密兵器がQの研究室に飾られています。
それ以外にも多くのオマージュが。。。
(参考:Wikipedia)

🖋物語は。。。
ジェームズ・ボンドは、北朝鮮のムーン大佐暗殺任務に就き、英国諜報部員の精鋭たちと共に朝鮮半島に潜入します。しかし、任務遂行目前にして正体を見破られ、北側に捕まり、監禁、拷問に耐える日々が続きます。14ヶ月後、ボンドは南側で捕虜となっていたムーン大佐の腹心ザオとの交換によりようやく自由の身となりました。しかし、上司Mはボンドが拷問に負け情報を漏らしたと疑い、諜報部員の資格を剥奪したうえ施設内に幽閉してしまいます。ボンドは自らの疑いを晴らすため、なんとか施設を脱出すると、鍵を握る男ザオを追ってキューバへと向かうのでしたが。。。

🖋ボンドガール:
ジンクス/ハル・ベリー

メインのボンドガールに黒人の女性が起用されたのは初めて。

🖋悪役
グスタフ・グレーブス/トビー・スティーブンス

▪️Overview (映画. comより)
ピアース・ブロスナンが4度目で自身最後のジェームズ・ボンド役を務めた「007」シリーズの第20作。北朝鮮で武器の密輸に携わるムーン大佐を暗殺したボンドは、その直後に敵に捕らえられ拷問を受ける。14カ月後、逮捕されたムーン大佐の側近ザオとの捕虜交換によってボンドはようやく解放されるが、Mはボンドが情報を漏洩したと疑い諜報員の資格を剥奪。ボンドは自らにかけられた疑いを晴らすため、ザオを追ってキューバへと向かう。「チョコレート」のオスカー女優ハル・ベリーがボンドガールを務める。
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