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壮烈第七騎兵隊のtjZeroのレビュー・感想・評価

壮烈第七騎兵隊(1941年製作の映画)
3.7
南北戦争で英雄となり、その後先住民族との死闘に身を投じたジョージ・A・カスター将軍の生涯を描く。

士官学校では規律違反の常習者で落ちこぼれ。しかし、人を引きつけるカリスマ性があり、戦場では獅子奮迅の活躍。
そんなカスター(エロール・フリン)が将軍にまで成り上がっていく様をダイナミックに描いている。

作られた時代性(1941年作)もあって、正史をゆがめて美化している面もある(らしい)のはマイナスだけど、映画としてはテンポが良く、見せ場も多くて長さを感じさせない140分。

人馬を大量に投入した戦闘シーンは特撮なしの大迫力だし、妻(オリヴィア・デ・ハヴィランド)との家庭での場面ではしみじみとした情感もたっぷり。

そこら辺のメリハリの効いた演出(ラオール・ウォルシュ)が達者で手堅い。
役者への芝居の付け方も適確で、応える俳優たちも存在感がありそれぞれ印象に残るパフォーマンス。
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