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毒薬と老嬢のkazu1961のレビュー・感想・評価

毒薬と老嬢(1944年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-548 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 ※※※/1001

🖋私の大好きな監督、フランク・キャプラのらしくないおバカ作品!!アメリカン・ドリームやヒューマニズムを描いたら天下一品のキャプラが描くブラッキーなスクリューボールコメディ。邸宅の一室のみでほぼ描かれるワンストップコメディですが約120分を全く飽きさせない怒涛の展開、その脚本と演出に恐れ入ります!!

🖋ブラッキーなコメディ。。。憎めない叔母姉妹が孤独な老人を家に誘い込んでは、毒入りワインを飲ませ殺害するという物語。。。演出で凄いのは死体が出てくるわけでもなく、問題の地下室が出てくるわけでもなく、次が次へと繰り出される台詞で想像力をかき立てられるその演出!!

🖋ブラッキーでホラー仕立てのコメディなのに、作中で、叔母姉妹が映画の話で“ホラー映画なんて作るべきじゃないわ ”という台詞やケイリー・グラント演じる主人公の兄がボリスカーロフに似てるところなどはとてもシャレが効いていて面白い。

🖋ケイリー・グラントのオーバーアクション的なコミカルな演技も必見、懐中深い演技です。結果、ブラッキーな作品ですが、やはりあくまで明るく、優しいのはキャプラならではですね。

😆物語は。。。(参考:yahoo movies より)
ブルックリンの豪邸に暮らす老姉妹エビイとマーサは、老い先短い不幸な老人たちを安らかに眠らせるという、秘かな仕事に精をだしていた。屋敷の下宿人たちに、毒入りのワインを飲ませ、死体を地下に隠していたのだった。そこへ、彼女たちの甥のモーティマーが、新妻を連れてやってくるが……。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『毒薬と老嬢』
原題(英題):『Arsenic and Old Lace』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1944
日本公開 :1948/09/28
🎥上映時間 :118分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):フランク・キャプラ
脚本 :ジュリアス・J・エプスタイン、フィリップ・G・エプスタイン
原作 :ジョセフ・ケッセルリング
撮影 :ソル・ポリート
音楽 :マックス・スタイナー
出演(声優):ケーリー・グラント

🔸Overview (映画. comより)———————
ブロードウェイでロングランヒットした戯曲を名匠フランク・キャプラ監督が映画化した作品で、キャプラ作品としては珍しいブラック・コメディ。ブルックリンの屋敷に住む老姉妹エビイとマーサ。先の短い孤独な老人を安らかに死なせてやりたいという考えにとらわれる2人は、老人たちを屋敷に連れ込み、毒入りのワインを飲ませて殺していた。ある日彼女たちを訪ねてやって来た甥モーティマーが、地下に隠されていた死体を発見する。
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