もものけ

スペースインベーダーのもものけのネタバレレビュー・内容・結末

スペースインベーダー(1986年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

オオカミ少年の言うことは、信じてあげないとダメなのねぇ〜…。

NASA研究所で働く父を持ち、宇宙に憧れるデイビッドは、ある日裏山に謎の物体が飛来するのを目撃する。
両親は、それを信じてくれないが、父が裏山に行くことで戻った父がおかしいことに気づくのだった。
それは、恐ろしい出来事の始まりだった…。


感想。
ホラー映画の鬼才トビー・フーパー監督のファミリーでも観れる侵略者SFホラー映画です。

1953年白黒映画「スペース・モンスター襲来!」のリメイク作品になります。

裏山の丘のシーンが印象的ですが、オリジナル版でもそこはお金がかかってる見せ場でした。
「未知との遭遇」を彷彿させるような綺羅びやかなライトアップで、丘に降りるUFOを表現していて、古臭いながらもなかなか魅せてくれます。

物語は、デイビッド主体である為に、「グーニーズ」のような子供の冒険物的出だしですが、前半は侵略者によるサスペンス、後半は軍隊と侵略者とのアクションと二部構成で、割と楽しめます。
デイビッド主体なので、やたら知識がありデイビッドのサポートで侵略者をやっつける展開が、子供的でチープですが、これがラストの夢オチに繋がり、更にラストシーンのホラーオチへと以降するあたりは、さすが鬼才トビー・フーパー監督です。
夢オチだからデイビッドは活躍してるんですね。
そして現実では、恐怖のオチで終わると。

父からのプレゼントの記念銅貨を侵略者の兵器のエネルギーにして伏線回帰なども、ほっこりして笑えてよいです。

描写がソフトであるので、ファミリーでも楽しめる構成だと思います。
それでも、セットや侵略者のVFXは造り込みが素晴らしく、ホラー映画としてもよく出来ております。

なかなか面白かったので、3点を付けさせていただきました。
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