ショウコ

アタック・ザ・ブロックのショウコのレビュー・感想・評価

アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)
3.1
ギャングっぽいHIPHOPのBGMにズビシュって斬撃音が入ったり日本刀が出てきたり「ナルトでも見てろよ」といったニンジャ推しがチラホラ。
団地(block)に攻めてきたエイリアンを住民のキッズギャング団が撃退する…と聞いてカンフーハッスル的なものを期待してしまったのを別にしても全体的にショボかったです。でも初監督作品と聞くといいかなって許せてしまう

ニックフロストがちょっと面白い事を言う程度でコメディ要素は控えめ。グーニーズみたいなノリですけど未成年が齧られ頭飛んだりややグロがあったりで、ファミリー向けとも言いにくくターゲットがいまいち分からない。中途半端さは拭えません

エイリアンの造形は考えたもんですね。真っ黒の全身毛むくじゃらで口のみ青く発光。これなら口をCGにするだけで何とかなる🤔
と思ったけど大体は「アイツらが来るー」って叫んで済ます間接描写だし、映ったとしても体の一部の細切れカットや暗闇にシルエットが浮かぶに留まり何ひとつ全容は分からない


冒頭の主人公たちがカツアゲするシーン…これが腹立つので味方し辛くなるんですけど、わざわざ入れたって事は彼等の成長を混ぜたかったんでしょうね。親と同居してても子供が家賃を稼がないといけなかったり、ネグレクトなど環境に触れる場面もある。「国旗のお陰で助かる」ってシーンには、彼等を救うのは国であるというメッセージめいたもんを感じた。アマめのラストと言い次世代へのエールみたいな映画。
もしあれが日の丸だったら多分ゾッとしちゃうので、愛国心の美しさもお国次第だなと変な納得をしてしまいました🇯🇵

逃げ惑うだけじゃなく割とみんな好戦的な事とテンポの早さは良かったです。あとニット帽男子かわいい
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